「あなたとキミとオレの主観」の追記

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桑原：（ペンを置く。）なあ蔵馬。
蔵馬：何？
桑原：おめえ、さっき変だったぞ。
蔵馬：え、そうかな？
桑原：ちょっといいっすか。（蔵馬の額にぺしっと触る。）
蔵馬：……。
桑原：ん……？
蔵馬：熱はないよ。
桑原：けどよお。（いつもと違うからちょっと心配だぞ。）
蔵馬：……バランス、崩れてるからじゃないかな。
桑原：何、病気か？
蔵馬：ううん、違う。身体がね、「行ったり来たり」するから、最近安定してないんだ。
桑原：妖狐？
蔵馬：元々不安定な性格だから、影響はしてると思う。
桑原：でー。大丈夫なのか？
蔵馬：桑原くん。
桑原：ん？
蔵馬：心配してくれてる？
桑原：そりゃ当たり前でしょ。トモダチなんだからよ。
蔵馬：……。
桑原：何その目は。
蔵馬：……トモダチ。（独りごと。）
桑原：？？？
蔵馬：……そうだよね、トモダチなんだよね。
桑原：なんだよ、気持ち悪ぃな。
蔵馬：（頬杖。）考えてみたら、あまり居ないんですよね、そういうヒト。
桑原：飛影は。オレより前から知ってんだろ。
蔵馬：彼は、トモダチとは違うな。もっとriskyだから……。ねえ。
桑原：あん？
蔵馬：スキだよ。
桑原：はあっ！！？
蔵馬：……桑原くんにしておけばよかったな。（独りごと。）
桑原：（何のはなしっすか！？）

金魚の水槽

優しいヒトも危険なヒトも、両方ほしいのです。欲張りな反面、幸せそうな蔵馬くんです。
※日付は、更新後記より。（常駐用に改作しております。）

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