Date
2 0 0 0 - 1 2 - 2 3
No.
0 2-
I.W.T.2000
i n t e r v i e w w i t h t h e ...
蔵馬:息苦しい。
黄泉:(いきなりそれはないだろう、蔵馬……。)
−蔵馬、よっこらせと席を立つ。
蔵馬:コーヒー、入れる。
黄泉:あ、ああ。
☆無回答は認めません。
【項番1】 あなたは相手をどう思っていますか? 1.好き 2.嫌い 3.どちらでもない
蔵馬:答えるまでもない。
黄泉:「2.」、か……。
蔵馬:おまえは?
黄泉:「2.」だ。
−↑嘘を吐く。
【項番2】 【項番1】の理由を詳細に答えてください。
なお、「3.」と答えたヒトは「1.」「2.」いずれの理由も答えてください。
蔵馬:かわいくないところ。
−冗談のようにいう。
黄泉:一番は、「変わった」ことだな。
蔵馬:オレ、そんなに変わったか?
黄泉:ああ。
蔵馬:……。
黄泉:(変わったよ、おまえは。)
【項番3】 相手の第一印象は?
−蔵馬、思い出し笑い。
蔵馬:「扱いづらそうな奴」。そのころは粗野で我の強い男たちでもそれなりに束ねてはいたから、どんな奴でも馴らす自信はあったけど、おまえには初対面のときから厄介者だと思わされた。実際そうだったしな。
−笑う。
黄泉:そうだな。あのころは若かった。まったくの理想馬鹿だったからな。
蔵馬:それはオレも同じだよ。
黄泉:いや、おまえは違う。そのころの俺は本当に馬鹿で、おまえは理解に苦しむ才人だった。性質が正反対な分煙たいことも多い。しかし、短気で単細胞な俺がそれでも共に行動したいと思ってしまう空気を持っていた。
蔵馬:空気?
黄泉:不本意ながら惹きつけられていた。対極の磁石のように。
【項番4】 相手が異性だったとしたら、ひかれていたと思いますか? 1.はい 2.いいえ
蔵馬:我侭で血の気の多い女は厭だ。
黄泉:もっともな意見だ。俺も俺みたいな女は厭だ。
蔵馬:……オレが女だったら、おまえはもう少しいいこだったかな。
黄泉:そうかもしれないし、そうともいえない。昔のおまえはかなりの美人だった。それだけで振りまわされる価値があったよ。
蔵馬:それはどうも。
黄泉:だが、おまえは女に生まれなくて正解だったかもしれん。きっと男を手玉に取るようなずる賢い女狐になっていただろうからな。
蔵馬:(ムカっ。)それはどうも。じゃあおまえも「2.」?
黄泉:ふっ、そういうことにしておこうか。
−↑嘘を吐く。
【項番5】 相手を動物に例えてください。また、その理由も簡潔に答えてください。
蔵馬:何だろう……?
黄泉:……。
蔵馬:ハイエナ。なんとなく。
黄泉:(印象悪いな。)おまえは「人間」。
蔵馬:?(まあ、動物か。)
黄泉:冷酷非道だったが妙に人間臭いところがあった、それが厭だった。
【項番6】 『お役に立ちます』に出演した感想を教えてください。
蔵馬:感想といってもな……。単に管理人が「妖狐が黄泉の膝枕で寝ている光景」が書きたかっただけのはなしだから。
黄泉:それはかなりの役得と考えていいのだろうか。
蔵馬:得したと思うならどうぞ。あのはなしの中のおまえはなかなかいいこだから、オレも得したといっていいのかもしれない。
黄泉:(厭味なのか。)
蔵馬:ああでも、昔からあれだけいいこじゃなかったことを差し引くと、損していることになるのか……。
黄泉:(やはり厭味か……。)
蔵馬:なんかかっこよすぎる、おまえ。
黄泉:うむ、あんなに甘い男ではなかった、それは俺も思うところだ。
−蔵馬、冗談めかしていう。
蔵馬:おまえだったら、馬鹿どもにそそのかされてオレを討ってるだろうからな。
黄泉:うむ、まったくその通りだ。(きっぱり。)
蔵馬:(やはりか貴様……!)
【項番7】 『一夜のできごと』に出演した感想を教えてください。
蔵馬:「厭な感じ」。
黄泉:……。
蔵馬:だって感想だろう?おまえ、覗き趣味のエロおやじじゃない。
黄泉:(そこまでいうか。)
【項番8】 今後の活動予定は?
蔵馬:管理人は黄泉とオレのはなしがフェイバリッドらしいから、出番が増えるんじゃないかな。
黄泉:そうなのか?
蔵馬:うれしい?
黄泉:いや。
蔵馬:否定しても顔に出てる。
☆ありがとうございました。
修羅:パパぁ、もう帰ろうよお。
蔵馬:ごめんね待たせて。もう終わりだから。
黄泉:帰るぞ、修羅。
修羅:うん。
蔵馬:黄泉。
黄泉:?
蔵馬:またな。
黄泉:「また」があればな。
蔵馬:またね、修羅。
修羅:ばいばいおじさん。
蔵馬:(おじ……。)
続く ...
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金魚の水槽
「年忘れの楽屋」(黄泉編)でした。フタリ共嘘吐きです…。(っていうか、蔵馬くん=おじさん…?)
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