Ｉ．Ｗ．Ｔ．２０００

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Ｉ．Ｗ．Ｔ．２０００　i n t e r v i e w w i t h t h e ...

蔵馬：……おまえ、現れちゃっていいのか？
黒鵺：知らねえよそんなこと。俺はここの管理人に拉致されてきただけだぜ。

　☆無回答は認めません。

　【項番１】　あなたは相手をどう思っていますか？　１．好き　２．嫌い　３．どちらでもない

－蔵馬、目で答えよと促す。
黒鵺：恥ずかしくていえねえ。
蔵馬：恥ずかしいこと考えてるんだ。
黒鵺：馬鹿っ、違うよ！こんなおおっぴらに「好き」とかいえるか！？
蔵馬：へえ……。
黒鵺：（……ああ、俺馬鹿。）
蔵馬：かわいいな、黒鵺。
黒鵺：泣けるぜ。
蔵馬：ありがとう。オレもおまえのこと好きだよ。
黒鵺：ばか、止せよ。
－蔵馬、笑う。
蔵馬：そこで照れるからからかいたくなるんだよ。
黒鵺：……。
蔵馬：本当、かわいい奴。

　【項番２】　【項番１】の理由を詳細に答えてください。
　なお、「３．」と答えたヒトは「１．」「２．」いずれの理由も答えてください。

黒鵺：ひょうひょうと悪魔なくせに何か憎めないんだよな、この男は。そこが困る。
蔵馬：困る？
黒鵺：困るよ。嫌いになれるんだったら、切り捨ててはいおしまいよって別れられるというのに、モロ腐れ縁モードだからな。馴れ合いより性質が悪い。おまえは？
蔵馬：そうだな……。おまえはオレのおもちゃだからな、好きも嫌いもない……。
黒鵺：ほお、俺はおもちゃですかおにいさん！？（怒。）
蔵馬：おもちゃのくせに水に浮かばないし……。
黒鵺：何のはなしだ貴様っ！（シュールなこというな。）

　【項番３】　相手の第一印象は？

蔵馬：あんまり……。
黒鵺：憶えてねえよな……。

　【項番４】　相手が異性だったとしたら、ひかれていたと思いますか？　１．はい　２．いいえ

黒鵺：ああ、そういうんじゃないんだよな、俺たち。
蔵馬：そうだな。
黒鵺：でも、来世でもコンビを組みたいかといわれれば、即答で「１．」だぜ。
蔵馬：へえ、そうなんだ。
黒鵺：えっ！おまえ、違うのか？
蔵馬：おまえさ。
黒鵺：？
蔵馬：来世では水に浮かぶの？
黒鵺：……。
－蔵馬の発言がシュールすぎて絶句するしかない男がひとり。

　【項番５】　相手を動物に例えてください。また、その理由も簡潔に答えてください。

黒鵺：狐。
蔵馬：鵺。
黒鵺：おまえ、それ動物か！？

　【項番６】　『痛い話』に出演した感想を教えてください。

黒鵺：おまえ、随分俺を小馬鹿にしてくれたな。
蔵馬：それは心外だ。おまえが小馬鹿にされたがっているから、仕方なく相手をしてやっただけだ。
黒鵺：誰がされたがってるって、こら。
蔵馬：オレ、病弱じゃないよね。
黒鵺：生っ白いからそういう風に書かれるんだよ。その点俺はどうだ、結構格好よくねえ？ヤサシイおにいさん的なイメージがかなりヒットしてるだろう、うん。
蔵馬：（そうかな……？）
黒鵺：なんだよその疑わしそうな眼差しは？
蔵馬：頭痛の激しいときにやたらとデコピンするのは止めてください。
黒鵺：古畑任三郎ばりに？
蔵馬：そう……。（例えが趣味だな。）
黒鵺：ところでさ、おまえが殺ったおっさんって、結局何だったの？
蔵馬：役割不明。

　【項番７】　今後の活動予定は？

黒鵺：ねえっ！
蔵馬：以上。

　☆ありがとうございました。

黒鵺：なあ、俺って一本しか出てないのに何でここにいるんだ？
蔵馬：まあ、余計な詮索は止めて、一杯いかがですか？
黒鵺：お、酒があるのか。
蔵馬：まさか、オレ、まだ未成年だよ。
黒鵺：（よくいう……！）
蔵馬：暖かいコーヒーでも飲みながら、積もる話もあるでしょう？
黒鵺：……そうだな。ま、おまえが「どうしても」っていうならつき合ってやってもいいぜ。
蔵馬：もちろん。朝までつき合ってもらいますよ。

完

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金魚の水槽

「年忘れの楽屋」（黒鵺編）でした。【項番７】では、御免ね黒鵺氏。以降ワリに沢山出て貰ってます。（笑）
この手の楽屋モノ、機会があればまた書きたいです。

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